やんちゃな性格/血の気が多い
ル・リエの陸地出身の刀を封印した剣士。少々高飛車な言動が目立ち、よく軽口をたたく。
若い時分から剣の才に恵まれ、周囲に期待され、もてはやされて育った。
最初のころは、家族の期待や名誉のために剣の腕を磨いていたが上達するほどに力に溺れ、ついには見境もつかなくなり、悪名を轟かせるまでになってしまった。
そうして周囲の者も全て離れ、ひとりになっていたところ、ある人物から戦いを挑まれる。
結果は紅松の大敗で、その後その人のところに弟子入りする。
周りからもてはやされて育ったため根性がねじ曲がった彼に対して説教ばかりの師匠を奇襲しては返り討ちにあい、悪さをしては悉くしばかれ、そのたびに「自分のためだけに剣を振うことをやめ、人のために戦えるようになりなさい」と教えられた。
ようやっとまっとうに生きることを決めた時、今までの悪行への戒めとして「自分の全てを出し切ってでも護りたいと思うものができるまで刀を使わないこと」という約束を師匠と交わし、刀を封印した。
それからは目立った喧嘩もせず真面目に生きてきたが、刀は今も封じたままである。
師匠との生活を経て多少丸くなったものの、歪んだ根性までは修正できず、歳を重ねた今でも戦闘相手を挑発して怒らせたりする困ったおじさん。
契約者に対しても物言いがやや高圧的。
師匠と出会う以前の話を訊かれるのは好きではなく、訊かれてもはぐらかしてしまう。
▼戦闘について
主に鋼鉄でできた大振りの扇子を武器に戦う。
刀は常に帯刀しているが、鞘で攻撃を受けることはあっても刀を抜くことはない。
▼その他補足
・方言混じりの口調。
・胸の傷跡は星型をしている。
・刀には封印の札が貼られている。
参考セリフ
「なんじゃそら。つまりタダ働きせえちゅうことかい。こりゃトンだとこに来ちまったもんやなあ。」
「協力したるんはええが、俺はそんな甘ないぞ。こっちも命懸かってんねやし、アンタがちょっとでも迷ったら知らんからな。」
「昔のこと訊くんは禁止やで。誰にでも黒〜い歴史のひとつやふたつあるやろ。」
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